医師コラム

寒い季節とアトピー性皮膚炎

寒い季節になりました。急に涼しくなると、暑い夏に大量出ていた汗が止まります。肌はカサカサし、粉が吹いたり痒みが出てきませんか?
季節の変わり目は、体調だけでなく肌の状態も崩しがちです。

私は、幼児期からアトピー性皮膚炎がありました。小学生の時、冬になると手はあかぎれになり、肘や膝の裏は痒くていつも掻いてかさぶたが出来てました。
痒くて掻きむしり出血して、幾度となく後悔するのですが、繰り返していました。痒くなると我慢できないのと、かきむしっている間は気持ち良くすっきりするからです。


そんな状態で大学を卒業するまで増悪を繰り返しておりましたが、30歳を過ぎると多少落ち着いておりました。アトピー卒業!と喜んでいましたが、40歳を過ぎて肌の乾燥を強く感じるようになり、今年は夏から病んでいました。

下着の当たる、胸やお腹の体幹に汗ものような湿疹が出来て3カ月なかなか治りませんでした。抗真菌薬を使用したりしましたが、汗をかかなくなったらすっかり良くなりましたが、来年以降も要注意ですね。

最近は、手足の乾燥で、カサカサ痒みが出てきました。痒くてイライラしてきたので我慢せず、治療を開始しました。ステロイドと抗アレルギー剤、免疫抑制剤を使用して1週間で落ち着いてきました。
ちゃんと治療して落ち着くと、痒みがなくなり、精神も安定します。


美容外科に来られる若い女性も、二重や鼻の形だけ気になり、ニキビやアトピーで肌が荒れているのは放置している方が結構多いです。

二重にすることや鼻を高くすることも、もちろん大事ですが、肌荒れも同時に気にしてほしいです。にきびもアトピーの治療も継続と根気が必要です。ダイエットと同じですね。頑張って良い状態を作ると、ちょっと手抜きをしてしまいがちです。薬を塗り忘れたり、飲み忘れたり・・・

継続と根気!しばらく頑張ってみようと思います。

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